私、昨年より数ヶ月間、鬱で入院しました。
鬱って本当に怖いと思いました。
体が重くて思うように動けず、とても大変だった毎日。
ですが、その入院準備で「ミニマリスト」を強く意識しました。
今回は、そんな私の入院の事を書こうと思います。
- ミニマリストと鬱
- 自分の身の回りを断捨離
- 入院の予定期間
- ミニマルな生活を実践してみようと思ったきっかけ
- 荷物を入れるバッグ
- 実際に持って行ったもの
- 実際にどうだったか?
- 意外と大丈夫
- そして、今
- 入院生活から学んだこと
- まとめ
ミニマリストと鬱
本で、ブログで、ミニマリストを知る機会はたくさんありました。
ミニマルな生活への想いは日毎に募るばかり。
ですが、住んでいた部屋は物で覆いつくされた凄まじい状態。
私の物ではないので、勝手に処分出来ない物ばかりで、手のつけようがありませんでした。
そんな部屋の中で、周りを見渡し、ため息の毎日でした。
キレイに整った、少ない物だけで生活する環境になく、断捨離したスッキリ生活やミニマリストは憧れの存在というか、雲の上の存在でした。
片付けは常に気を付けて随時していました。
ですが、以前の環境だと、それも限界に達していました。
自分の身の回りを断捨離
自身の所持品を大幅に減少しました。
将来の自分の為に、最初のステップとして片付けようという気持ちに、ようやくシフトしていきました。
いつかこの生活から離れる為に。
離婚を視野に入れ、その準備をしていこうと。
やっと物への執着心が薄れ、意思決定が本格化。
自分の衣類や靴といった処分可能な私物を大幅に断捨離。
最初の段階で半分まで減らしました。
ですが、まだ多い所有品。
本当に厳選した持ち物だけで、長期間過ごすという経験とタイミングがありませんでした。
そのきっかけとなったのが、昨年の入院生活でした。
入院の予定期間
当初一週間の入院予定でした。
それが、状態が芳しくなく、結果、数ヶ月に延長となりました。
一週間程度の持ち物で入院し、期間中一度も自宅に帰宅せず、お見舞い時も何ももってきてもらわず、なんとか普通に数ヶ月やっていけました。
ミニマルな生活を実践してみようと思ったきっかけ
生活していく上で、どれだけ規模をミニマルに出来るか。
それを自分の生活で試した事がなかったので、この入院生活でミニマルライフを経験してみたいと思いました。
鬱で何をするのもすごくキツイのに、この入院準備は久しぶりに楽しく出来ました。
今の自分を考えると、あの時の自分は本当に鬱状態だったなと、改めて実感します。
荷物を入れるバッグ
荷物を入れるバッグは、この『Ysaccs』(イザック)のバッグ。
このバッグも、20年ほど使っている年代物のバッグです。
と、言っても日常使いするものではないので、そう出番はありません。
ここ最近では、子供が二泊三日の学校行事で使いました。
小旅行時に使うバッグ。
黒の小ぶりなバッグで、見た目もカッコいいので、私も子供達もみんなで使っています。
マチもけっこうあり、必要最小限の荷物を入れるのにちょうど良いサイズです。
さすがに20年前と同じタイプは存在しないようですが、これがサイズ的一番近いかも。
実際に持って行ったもの
バッグが小さめなので、物理的にたくさんは詰めれません。
なので、代用が利くものは代用できる物を。
かさばる物を控え、出来るだけコンパクトに。
その辺りを重点的に考えて、必要最小限の身の回りの物を持って行くことに成功しました。
手ぬぐい×2枚
下着×2セット
部屋着兼パジャマ×2セット
ハンガー×5本
洗濯バサミ×5個
洗面道具(洗面器、シャンプー、コンディショナー、石鹸、歯磨き粉、歯ブラシ)
※洗面器は、小さめサイズのキッチン用ボウルで代用しました。
なので、コンパクト!
基礎化粧品
簡単なメイク道具
食事兼歯磨き用のコップ
着ていった衣類と、他にタートルネックを2枚
靴下×2足
本×数冊
後は、筆記具、スマホ、現金や通帳、保険証など。
タオルは持って行きませんでした。
その代わり、手ぬぐいを持参。
入浴時も日常の手拭きも、この二枚を毎日洗濯し使っていました。
薄いゆえにすぐ乾く。そして、かさばらない。
実際に持っていった手拭い。
大活躍でした!
小さな洗濯物は、持参した入浴用の石鹸で手洗い。
石鹸一つで、朝夕の洗顔、入浴時、靴下や手ぬぐい洗濯も済ませる事が出来ました。
牛乳石鹸で全て賄うことが出来ました!
実際にどうだったか?
少ない物だけでの入院生活でしたが、養生するのが目的の入院生活だったため、この荷物で十分にやっていく事が出来ました。
洗濯は、院内のコインランドリーを使用。
周りの患者さんに比べて格段に荷物が少なかったので、看護師さんや同室の入院患者さん達から驚かれました。
意外と大丈夫
この必要最小限生活が成功したので、日常生活においても物を減らして生活していけると確信しました。
少ないなら少ないなりに。
代用が出来るような物を最初から選べば、かなりの物を簡素化できるという事を知ることが出来ました。
そして、今
薬は微量ながら、まだ服用中です。
それもいずれ飲まなくてよくなりそうな所まで来ることが出来ました。
入院生活から学んだこと
鬱になる人は、周りの空気を読み過ぎる人がなりやすいと聞きました。
自分できつい状況を作ってしまっている可能性もある。
鬱脱却もミニマル生活も、根底は同じだと思いました。
色々なしがらみを無くし、余計な物をそぎ落とす事。
自分の軸をしっかり持って、ぶれない事が大切なんだと実感しました。
まとめ
所持品にしても、思考回路にしても考え方は同じだと思います。
Simple is best.
私の鬱が少しずつ寛解してきたのも、このように捉える事が出来るようになったおかげだと、最近思える様になりました。
これからも、要不要をしっかり見極め、余分で余計な物を少しずつ離していけるようしていきたいと思います!
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