何が好きって、靴が大好きです。
今みたいに、インターネットが普及していない頃。
靴を買うのは、もっぱら店頭でした。
自ら足を運んで、履いてみてる。
雑誌で見たり、友達同士で情報を交換したり。
洋服より、靴にお金を使っていた気がします。
この靴は、よく通っていたセレクトショップで『シュウマイシューズ』と紹介されたものです。
ヒダを寄せてる辺りがシュウマイに似てるから、そういうあだ名が付けられていました。
一足買って履いていくうちに、色違いが欲しくなり二足三足と増えてしまいました。
けど、35歳を超えた頃から、ちょっと可愛すぎる気がしてきて、履く機会が激減。
それでも手放すのがもったいなくて、ずっと収納していました。
時々出してはカビが発生していないか確認して、履かないけどお手入れをする。
これが段々と面倒になってきて…。
右のサンダルは、二十歳の頃に買ったものです。
白の革と整った木目が綺麗で、一目惚れで買ったものでした。
『最後の一点』ということもあって、迷うことなく購入。
試し履きの時は全く気にならなかったんですが、長時間履いていると、革の跡がびっくりするくらいついてしまい。
足のサイズが合ってなかった事に気付きました。
このサンダルも箱にしまい、時々出してはお手入れしつつ、眺めて再び収納。
左のサンダルは、グレーの色味が気に入って購入に至りました。
履き心地もよくて、一時期すごく履いていました。
そして、デザインに飽きてきて、履く機会が減ってしまいました。
うーーーん。
どうするか。
トリッカーズ。
私が一番大好きだった靴です。
箱もかっこいい。
本当に好きで、曇り予報の時などは、ビーチサンダルをバッグに忍ばせて出掛けていました。
なぜビーチサンダルか?
雨が降ったら、履き替える為です!!!
トリッカーズを濡らしたくない。けど履きたい。
そんな乙女心を持っていた時代でした。
なんでそこまで入れ込んでいたのか!?
値段が高かったから、大切にしたい度合いが尋常じゃなかったのかもしれません。
見た目通りで、かっちりしています。
紐で編み上げていくタイプなので、とても履きにくい。
靴擦れもよくおこしました。
トリッカーズ熱も治まり、月日も流れ 私も子供を持つ母になりました。
母になった私にこの靴は無理でした。
履くのに手間がかかるし、重さもそこそこあり。
公園での外遊びやスーパーへの買い出しに履いていくには、ちょっと向いていませんでした(私は)。
この靴が、一番手放しにくかった。
思い出もあるし、もう買えないかも(高くて)と思うと、もったいなさと切なさが入り混じって。
箱から出してはクリーニングして、手持ちの衣類と合わせてみてみたりもしました。
ちょっと履いてみようかな。
と、買い物に行く時に履いてみて、手放す決心がつきました。
今の生活にそぐわないと腑に落ちました。
『もういいかな』と、思えるように。
去年までは、ヘビーローテーションだったサンダルです。
黒、白、こげ茶、ワインレッド。
今年も夏が来たら、絶対に履くと思っていました。
ですが、未だに履くことなく。
靴箱の中で、待機。出番待ち。
上記の靴達、全て手放しました。
写真に残していない靴も合わせると、かなりの数に上ります。
あれだけ思い入れがあって、長期に渡り温存していた靴だけど。
メンテナンス作業や今の生活スタイルに合っているかを考えると、思い切ることが出来ました。
悩んだら手放す。
それでも決心がつかなかったら、実際に身に着けて出掛けてみる。
これ、有効だと思いました。
そして、片づけをしていくうちに、スタメンだけ持つようにしようと思うようになりました。
大量の二軍選手や控え選手は手放そうと。
部屋も片付くし、収納スペースの風通しも良くなるし、良い事いっぱいです。
これからも、片付けや断捨離の基本は『悩んだら手放す』でいこうと思います!