学生時代から勉強や学ぶ事が得意ではありませんでした。
国家資格、興味はありましたが私には無縁と思っていました。
ですが一念発起。
数年前に宅建に合格しました。
宅建士の免許です。
そして、今年はキャリアコンサルタントの試験に合格し、二つ目の国家資格を取得しました。
初学でも、若くなくても、やる気があれば出来るを実感しました!!
今日は、そんな資格取得の勉強法やモチベーションの上げ方をご紹介します。(宅建バージョン ちよ子流)
- なんで資格を取ろうと思ったのか?(宅建編)
- 最初に選んだ資格は宅地建物取引主任者
- 独学のメリット・デメリット
- どのテキストを選んだか?
- 『らくらく宅建塾』で理解が進む!相性バッチリ!!
- 私の勉強の進め方
- 過去問三冊が一巡済んだら(二巡目)
- 更に過去問(軽めの三巡目)
- どのくらい読み込んで、何回解いたのか?
- 勉強時間はどのくらい?
- 点数配分
- 合格ラインは36点前後
- なぜ宅建を取ろうと思ったのか?
- 合格への道のり
- 実際に取得して役に立ったこと
- まとめ
なんで資格を取ろうと思ったのか?(宅建編)
国家資格というと、何かと敷居の高さを感じます。
難易度に関係なく、ちょっと尻込みしそうな感じが。
学生時代、免許や資格取得に全く興味がありませんでした。
しかし、妙齢を過ぎた頃から少しずつ勉強の意欲が。
大きな理由は、将来一人立ちする為の準備でした。
自動車の運転免許すら所持していない私。
唯一あるのは日商のワープロ検定のみ。
これではイカン。
将来、専業主婦を卒業して、就職するためにも何か資格が欲しい!
在宅で、低予算で、私でも取れそうで、就職にも有利になりそうな資格を考えました。
最初に選んだ資格は宅地建物取引主任者
平成26年より宅地建物取引主任者から『宅地建物取引士』へ名称変更になった、通称宅建。
不動産の内容はもちろん、民法も学べる人気の資格です。
宅建の試験は、色々ある国家試験の中でも、難易度は中程度だと思います。
わりと取りやすい。
しかし、合格率は15%から17%。
めちゃくちゃ難しくはないけど、そこまで簡単でもない。
出題範囲がけっこう多岐にわたる為、コツコツ&計画的、効率よく勉強しなければなりません。
ただし、上記の事を踏まえ、自律的に頑張れば独学で合格が出来るのが魅力の宅建。
独学のメリットデメリットはあると思いますが、私は独学でチャレンジしました。
独学のメリット・デメリット
やはり気になるのはメリット/デメリット。
私の経験を踏まえて、見ていこうと思います!
メリット
1. 自分のペースで勉強が出来る
これ、一番のメリットだと思います。
通学や提出物の締切等がないので、自分の好きな時間に、好きな所から学ぶ事が出来ます。
私の場合、家族(主として夫)には絶対に秘密にしておきたかったので、毎日一定の時間を確保する事が出来ませんでした。
ですが、独学です。
提出物や出席等の制限がないので、出来なかった日の勉強分は、出来る日にガッツリ時間を費すように時間を自分なりに割り振りしました。
2. 費用があまりかからない
勉強していく上での出費、糸目を付けずにという訳にはいきません。
私のように専業主婦で、尚且つ家族に内緒で勉強するとなると、初期投資は出来るだけ抑えたいもの。
そんな意味でも、独学はとても助かりました。
実際に私がかかった費用
テキスト×1
問題集×3
模擬試験対策本×1
法令対策の為の漫画テキスト×1
費用として、10.000円前後です。
合計この6冊を使い、約8カ月勉強し、一発合格出来ました。
3. 不得意・苦手箇所を何度も繰り返し学べる
私は法令関係にかなり苦戦しました。
ですが、これが苦手と自分で分かっていたので、単語帳に覚えたい箇所を書いて、時間がある時に見るという習慣をつけました。
根抵当、税金関係は、やってもやってもなかなか覚えられず、最後は捨てましたが。(^-^;
デメリット
1. 自己管理が出来ないと続ける事が難しくなる。
時間が決まっている訳ではなく、管理する人もいません。
全ては自分次第。
なので、しっかり計画を立てていかなければ、続けていく事が困難になってしまいます。
とは言え、ガチガチの計画だと頓挫の恐れもあるので、私は大まかに決めました。
試験日までの日数を逆算し、どこにどの位時間を割くのか計算。
一週間単位で(毎日のノルマは家庭の事情上 無理なので)ペース配分し、なるべくその計画に添えるよう、努力しました。
2. 分からない箇所があっても、質問が出来ない
これも大きな問題です。
たいていの所は、しっかりテキストを読むことでカバーできると思います。
私の場合は、請負の瑕疵が理解力不足で苦戦しました。
ですが、当時していたSNSのグループで質問が出来、分かる人から教えて頂く事が出来たので、理解出来るようになりました。
今の時代、色々なSNS(Facebook等)もあるので、完全に一人孤立という訳でもないと思います。
先生という立場の人から教えてもらう事は出来ないかもしれませんが、分かる人から教えてもらう事は可能だと思います。
3. 法改正を自分で調べなければならない
これも、学校や講師の先生がいるわけではないので、自力で調べて解決していかねばなりません。
ですが、こちらもインターネットで調べる事が可能。
これは、最新のテキストで勉強すれば、改正された最新のものが記載されているので問題ありません!!
万が一の法改正の試験対策として
宅建 法改正 独学
上記のキーワード検索で必要な法改正が出てきます。
さほど労力はいりません。
4. どのテキストを選べば良いか分からない
独学の要は、自分で選んだテキストにかかっています。
なので、このテキスト選びは慎重に!!
そして、最新版のテキストを使用することをオススメします。
理由は、法令改正がテキストに反映されている為です。
古い年度のテキストだと、過去の法令のままの為、自分自身で調べて訂正するという、手間が発生します。
この手間を省くためにも、テキストは最新のものを!!
私のテキスト選び道程
私は、まず近所の書店に行き、その少ない中から良さそうなテキストを選びました。
が、これが大失敗。
初学の私には、書き方が堅苦しくて分かりにくかった…。
なので、インターネットで評判の良いテキストを調べて、一度書店に足を運び、書き方や色使い、ページ構成等を実際に確認して購入しました。
手に取って、目で見て確認するって大事です。
どのテキストも、内容はさほど変わらないと思いますが、書き方や構成が違うため、何冊か見比べて、自分が一番しっくりしたテキストを購入することをオススメします!
どのテキストを選んだか?
私が使っていた時は、こちらの表紙のテキストでした。
(年代は違いますが)
この表紙で大丈夫?
なんか、おふざけ感が漂っている気が…
と、不安もよぎりましたが、このテキストで良かった!!
現在は講師の先生の絵が変わっています。
『らくらく宅建塾』で理解が進む!相性バッチリ!!
まず、このテキストを一通り読みました。
権利関係が非常に難しくて、何度も寝落ちしました。
ですが、このテキストのおかげで、初学の私でも理解出来る様になりました。
私の勉強の進め方
私は、テキストと過去問集三冊の合計4冊を三巡しました。
プラス、模擬試験二巡、法令関係の漫画を読むという内容で勉強していきました。
1.最初はただ読む
線も引かずに、理解出来なくてもひたすら読む。
セクションごとに問題もあります。
とりあえず解いてみました。
もちろん不正解だらけです。
それでもめげずに読み進める!
二巡目に突入
一巡目が終わったら、次は少し考えながら二巡目に入ります。
一巡目で理解出来なかった所も、少しずつ理解出来て来ると思います。
セクションごとの問題も解きます。
ここは、しっかり考えながら。
過去問にチャレンジ
二巡目が終わったら、過去問にチャレンジ。
間違った箇所、迷った問題を、別紙にメモして記録に残していく事をオススメします。
この記録が、のちの二巡目三巡目に活用できます!
テキスト&過去問と格闘
テキストも過去問もかなりの厚みがあります。
最初、このテキストと過去問集を手にした時、筋トレできるんじゃないかと思ったほど。
ずっしり来ました。
ですが、ここからが正念場です。
頑張って少しずつ解いていきます。
当然、間違いだらけでした。
でも、めげません。
過去問一冊解いたら、テキストに戻る
一冊毎に、テキストに戻り見直します。
正答は、どこが正答要素なのか。
不正解は、どこを直せば正答になるのか。
不正解の、どの文言が間違っているのか。
その文言をどう直せば正答になるのかを考えて解きます。
これがかなり時間を要しました。
ですが、これをしたおかげで理解がかなり深まりました。
この時点で、テキストを三巡しています。
過去問の正答は、なぜそうなるのかをしっかり理解。
そして不正答を自分で正答に直し、どこをどう直せば正答になるかを考えます。
こうすることで、同じような問題が出た時、過去に解いた問題に当てはめて考える事ができ、理解しやすくなります。
特に権利関係は(民法は、A、B、C、Dと登場人物も多く、ややこしい言い回しが多いので)、この勉強のおかげで、理解度合いが進んだと思います。
50問中、14問前後がこの権利関係の問題です。
なので、ここはなるべくしっかり押さえていた方がいいと思いました。
本人と第三者との関係を見ていく為に、図に書くというのも、理解が進む方法だと思いました。
過去問三冊が一巡済んだら(二巡目)
この時点で、テキスト三巡が終わり、問題と向き合う基礎がしっかり出来てきているはず。
答え合わせが終わり、テキストでの確認が終わったら、また過去問にチャレンジです。
一度解いた問題で且つ、正答/不正答の内容を理解した上でテキストで見直し、という三要素の働きのおかげで、過去問二巡目は解くスピードも上がってきます。
更に過去問(軽めの三巡目)
二度やっても間違った問題、どうしても理解できなかった問題を重点的にやりなおします。
これが過去問三巡目。
しかし、全ての問題を解く訳ではありません。
解答記録を見つつ、間違いの部分だけピックアップ。
これが三巡目の醍醐味です。
明らかに理解不足の部分がはっきりしてきます。
私の場合は根抵当や税法あたり。権利関係のややこしい部分も、見直しました。
三巡目は時間の関係もあり、全ての問題を解く余裕がありませんでした。
なのでピンポイント作戦で頑張りました。
どのくらい読み込んで、何回解いたのか?
テキスト三巡、過去問集三冊を三巡し、合間に法令の漫画を読みました。
法令の漫画はお風呂の中にも持ち込みました。
ラスト1カ月は予想模擬試験を本番の同様の時間内に解く時間にあてました。
これも過去問と同様に、一度解いて終わりではなく、解答記録を使いつつ二巡と半分頑張りました。
三巡する時間が持てませんでした。(-_-;)
ですがこの時点で、模試は合格点を越えるようになりました。
本当の合格を目指してもうひと頑張りです!!
ゼロからのスタートでしたが、知らなかった事を知る事ができ、理解が深まる事を感じることが出来たのが、モチベーションを保ち続ける事が出来た大きな理由と思います。
模試で合格点を越えるようになりました。
ここまで理解が深まり、手応えを感じることが出来るようになった事が、私の最大のモチベーションとなりました。
勉強時間はどのくらい?
宅建の勉強時間、サイトにより色々記載があります。
早いものだと100時間で合格できると書いてあるものも。
平均的に300時間位で合格できると書いてあるものが多いような気がします。
私の場合
私は約8カ月間勉強しました。
毎日は出来なかったけど、1カ月の勉強時間は約50時間~60
時間。
1日平均にすると、だいたい2時間弱。
それを8カ月。
トータルで450時間前後になります。
300時間を大幅に超えています。
ですが、私はこの位がちょうど良かったです。(^-^;
いつでも勉強出来るように
三巡目が終わったあと、私はテキストを各分野ごとに切り取って使いました。
理由は、出先でも気軽に勉強するためです。
テキストを一冊持ち歩くのはかなり重たく また、すべてのページが必要ではないためです。
なので、本当に必要な箇所を持ち歩いて(単語帳とあわせて)、隙間時間を利用して勉強しました!
点数配分
宅建の試験は次の4つの項目に分かれています。
各出題数は下記の通りです。
・民法(権利関係) 14問
・宅建業法 20問
・法令上の制限 8問
・税・その他分野 8問
民法と宅建業法の配分が高めです。
なので、ここ分野はしっかり取れるようになっていた方が合格ラインを目指しやすいと思います。
合格ラインは36点前後
宅建の試験は、約7割取れれば合格と言われています。
なぜ宅建を取ろうと思ったのか?
人間、死ぬまで必要な住居。
住む所って、衣食同様に大切だと思います。
生活していく上で、大きなウエイトを占める住宅関係の事が学べ、民法も学べる。
この二点が私の学ぶ意欲を起こしてくれました。
将来の離婚を視野に入れつつの資格選択でした。
別居や離婚、親権等の知識も入る民法を学んでおきたかったという気持ちも働き、宅建を選びました。
選択の気持ちは若干よこしまな感じは否めませんが、やる気は十分!
ただ、家族には内緒の勉強でした。
なので、専業主婦で常に在宅と言えども、なかなか時間の融通が利きませんでした。
勤務時間不規則な夫の不在日のみ。
子供達が幼稚園や学校に行っている間の時間。
買い物に行っている時の移動時間や、入浴中の時間。
隙間時間をフル活用して、約8カ月間勉強しました。
合格への道のり
一番の近道は、自分にあったテキストと過去問集を見つけて、何度も繰り返す、これに尽きると思います。
やみくもに色々なテキストや問題集に手を出すより、決めたテキストと過去問をしっかりやりこむ事が大切だと思いました。
実際に、私のまわりで合格している人、不合格の人、この差は勉強時間も関係しますが、どのくらいテキスト等をやりこんで自分の知識に繋げているかだと思います。
実際に取得して役に立ったこと
合格して、不動産関係の知識を得る事が出来ました。
賃貸契約時、退去時の現状回復の事。
知人の立ち退き問題や転貸のアドバイス等々。
少しですがアドバイスをさせてさせていただくことが出来ました。
まとめ
初学でも、独学でも合格できる宅建。
毎年10月の中旬に試験が行われます。
私の経験から、一年しっかり勉強すれば合格できる国家試験だと思います。
この資格のおかげで、専業主婦で15年近く仕事へのブランクがあったにも関わらず、すぐに仕事が見つかりました。
今は家庭の事情で他の仕事に就いていますが…。
不動産関係でお仕事されている方も、そうではない方も。
興味がある方は、色々な知識も増えて、自分の賃貸契約や物件購入時に必ず役に立つ内容だと思います。
秋の夜長、勉強を始めるのにはもってこいの季節です!
宅地建物取引士の資格、おすすめです!!
次は、国家資格キャリアコンサルタント取得について書こうと思います!!
ブログ更新頻度が落ちていますが、今後ともよろしくお願いいたします!!
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