頭をよぎる言葉
最近、子供達を見ていて『三年目』って言葉が頭をよぎります。
【石の上にも三年】これが浮かびました。
三年座っていれば、冷たい石も温たまってくる。
忍耐強く頑張ってっていれば報われる。
ですが、『学校に行かない・行けない』に関してはなかなかそうはいきません。
我が家の子供、共にあまり登校出来ていません。
そんな生活も三年目に入りました。
全くもって慣れない。あたたまらない。
本人達もそして親の私も。
まだまだ暗中模索。
学校の問題
学校が嫌いだから行かない。ってわけじゃない。
学校に行きたいと思っている。けど行けない。
これを子供はうまく大人に表現出来ません。
そして、大人はその気持ちを上手に汲んでやれない。
我が家の子供の状態を、一般的には不登校と言うと思います。
年間30日の欠席(心理的、情緒的理由とかの細かな規定あり)を超えたら不登校になるとか。
でも、よくよく考えたら不登校ではなく登校拒否に近い感じだと気づきました。
行こうとすると、微熱が出たり、頭痛腹痛下痢といった身体症状が出る。
最初は、ちょっと体調が悪いかな?
一過性のものだろうから、しばらく様子を見ておこう。
その程度に考えていました。
一週間経っても二週間経っても、治る気配もなく、どれだけ病院に通っても治らず、学校に行けない。
ようやく子供の異変に気付き、各方面に相談。
ですが、そうしたくても、家族の同意なしでは難航します。
過酷な状態で、三年間座り続けることは、厳しいと実感しました。
実践した事
色々知恵を絞って頑張りました。
学校、スクールカウンセラー、ソーシャルワーカー、家庭児童相談等々。
行けるところ全て行って、奔走しました。
原因の要因はおおよそ分かっていました。
各方面の専門家達のカウンセリングから、その引き金も分かりました。
この手の問題に特効薬はありません。
今も親子共々絶好調かというと、そうではありません。
絶不調でもないけど、あまり良くない。
今、一番強く出ている起立性調節障害の辛い症状は、昼近くまで続きます。
環境が変わり、新しい生活が始まって数ヶ月。
良くなったり悪くなったり。
軌道に乗るって、結構難しい。
今、私に出来る事
私に出来る事で、尚且つ子供達が求めている事。
最近、そのことをずっと考えていました。
私は常に、私が不在時の子供達の事を考え。
子供達も私の不在を寂しがったり、いないことを幸いにゲーム三昧になってしまったり。
悩み、考えました。
今、必要なのは、子供達としっかり向き合う事。
仕事は、あくまでも生活を支える手段であって、それが主ではない。
融通が利くならそれを利用して、今は子供達と一緒に過ごそうと。
色々な意見はあると思います。
でも、私はこれでいいと思っています。
今の仕事を辞めて、時間の融通がきく職に変わる事に決めました。
現在勤めている職場で、その旨(退職希望)を伝えたら、私の考え方は後ろ向きで良くないと指摘されました。
今の勤務を継続して、頑張っている背中を子供達に見せていくべきだと。
せっかく資格を持っているんだから、と。
もちろん正論だと思いました。
けど、今の私には、仕事よりも子供達と一緒に過ごす時間を優先したい気持ちの方が勝っています。
将来に向けて、子供は子供の夢があり、私には私の夢がある。
それに向けて、家族というチームの中で、個々の力を伸ばす。
相互扶助しつつ、自分の道を見つけて進む。
私は、仕事の時間的都合をつけて、子供達の登校やその他サポートにつく時間を増やしたいと思っています。
ただ、それだけでは、私も辛すぎる。
だから、子供と一緒に私も自分がやりたい勉強もする。
今、それに向かって頑張っています。
ぐるぐる考え、一周回って、こう思いました。
子供の為は私の為でもあるし、私の為は子供の為でもあるんだなと。
そして、こう思っています。
職に貴賎なしって言葉もあるし。
正社員だから良いとか、パートだから悪いとか。
自分の意思をもって働くことが出来れば、そこは関係ないのかなと。
現実的な収入問題は仕方ない事だと思います。
でも、それを差し引いても優先したい事があるのなら。
未来の希望
私は、いつか自分がしたい仕事に就けるようになりたい。
でも今は、子育てを一番に、無理のない範囲で働きたいと思っています。
いつも自分の考えがまわりの賛同を得れる訳ではないけれど。
だけど、後悔はしたくありません。
夜になると、幾分暑さも和らぎ、子供達とジュース片手に花火見物。
夏の良い思い出になりました(^ ^
しないで後悔するなら、行動を起こして後悔したい。
っていうか、後悔しない為に動きたい。
子供達と『頑張る気持ち』という石をあたためて、居心地のよい状況を作りたい。
特別な事が出来なくても、しっかり寄り添い向き合う時間を確保したい。
環境を整えて気持ちの整理が付けば。
一人じゃなくて、二人、三人と、同じ目的を持った仲間が一緒に居てくれたら。
三年って、いろんな節目にあたると思います。
我が家の場合は、三度目の正直ならぬ、三年目の正直となってほしい。
三年目には、今まで上手くいかなかった事も、少し好転してほしい。
期待と希望は膨らみますが、急がず焦らず、ちょこっとずつ頑張っていきます(^ ^
子供達の悩み事関係の記事です。
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